商品説明
音楽で感性を耕す、思想としてのジャズ入門
ただの音楽史じゃない。ディスクガイドでもない。
これは、魂と社会と空間を通過する“ジャズの旅”。
ジャズを単なる音楽ジャンルではなく、カルチャーとしてとらえ、時代の思想、民族の記憶、都市の空気を鳴らす“感性の教材”です。
奴隷制度から学生運動、ジャズ喫茶文化、即興と東洋思想、ヒップホップへの影響まで、あらゆる角度から“ジャズというカルチャー・感覚”を横断的に掘り下げていきます。
🎶 特長
・先生と生徒の会話形式で、読みやすくテンポよく学べる
・クイズ付きで知識だけでなく“思考”としての学びが残る
・年表や音楽理論では触れられない、“なぜその音が鳴ったのか”を深堀り
・実在スポットやレコード、DJカルチャーまで網羅する現場感のある体験
🎻 このレッスンで得られること
・「音楽を聴く」ではなく「音楽で考える」感性が育つ
・ジャズの深さ・広さを、カルチャーと人生の両方の視点から再発見できる
・自分の“耳”と“日常”に新しい軸が宿る
🎹目次
【JAZZと歴史・社会】
JAZZ Before Music:音楽になる前のジャズ
1:始まりは音じゃない。魂だった。
2:その音に、初めて“ジャズ”と名前がついた。
3:ジャズは時代と踊り、思想と鳴る。
【JAZZとファッション】
装いで読むジャズ、思想で答えるファッション。
1:スーツで闘え。時代と抵抗のジャズ・スタイル
2:土星から来たスタイリスト。サン・ラ
3:髪にガーデニア、胸に革命。装いが語る“ジャズの女たち”の闘い
4:ランウェイの即興演奏。ファッションが選んだ“ジャズの精神性”
【JAZZと音楽】
1.語り継がれずとも、サンプリングされ続ける男たち。
2.ジャズの“B面”で歴史を変えた人たち。
0:時代をリレーする“ジャズ中間者”の美学
1:“宇宙”に耳を澄ます:ファラオとアリスのあいだで
2:沈黙がビートになる瞬間:Ahmad JamalとBob Jamesの“余白の設計”
3:黒光りする魂:Roy Ayersと仲間たちのソウルグルーヴ反乱軍 〜踊る哲学、ファンクするメッセージ〜
4:思想は音にのる:Sun Ra、Gary Bartz、Doug Carnの宇宙と現実の狭間で 神話、社会、教会…すべてが音になった瞬間
5:踊るカル、祈るムラトゥ。 ラテンとアフリカがくれたジャズのもうひとつの物語
【JAZZと思想・宗教】
1.生き延びるために歌い、語るために即興し、無になるために吹く
2.アフリカと現代をつなぐ、スピリチュアル・ジャズの現在地
1:奴隷制度が生んだ-音楽というサバイバル術-
2:“私”が語る音楽、JAZZが映す”個”という存在
3:ジャズが出会った東洋思想・禅と宇宙
4:アフリカ音楽とJAZZ:アフロスピリチュアルの根
5:音の向こう側にあるもの、音楽は祈りになれるのか?
【JAZZとウェルネス】
音で整う心・身・空間
1:音は整える。再調律としての音楽
2:祈りを奏でる:マントラとアリス・コルトレーン
3:音の空間設計、ウェルネスとブランディング
【JAZZとスポット】
ジャズの記憶が染みついたスポットたち。
1 : 祈りが音になる場所で、ジャズが始まった
2:日本のJAZZ文化遺産-JAZZ喫茶-
3:伝説的ライブと、ジャズが燃え上がった場所たち
【メディア】
参考音源・スポット紹介
🎺概要説明
【JAZZと歴史・社会】
- ジャズの“起源”を、音楽ではなく思想と社会から読み解く。
奴隷制、混血文化、港町ニューオリンズ——音楽になる前の“叫び”や“祈り”が、やがて「ジャズ」と名付けられた。
このレッスンでは、ジャズがジャンルとして成立する以前の物語を、社会背景・人種・思想から紐解きます。
音楽はどのように“自由”を鳴らし、誰の手で形づくられたのか?
時代とともに変化しながら、思想を吹き込み続ける音の旅へ。
【JAZZとファッション】
- ファッションから読み解く、ジャズの精神と抵抗の美学。
「音楽は耳で聴くだけのものじゃない。ときに、それは“目で見る”こともできる。」
このレッスンでは、ズートスーツの抵抗、サン・ラの宇宙思想、女性ジャズメンの闘い、そしてハイブランドが再構築したジャズの精神性までを、装いを通じて読み解きます。
「何を着るか」は「どう生きるか」。ファッションが映す、ジャズのもうひとつの歴史を旅しましょう。
【JAZZと思想・宗教 】
- サンテリアからShabakaまで、魂が震える音の系譜
奴隷制度下の黒人霊歌からブルース、そして即興へ。音楽は“自由”を求める手段となり、やがて東洋思想や宇宙的スピリチュアリティと出会って深みを増していく。
このセクションでは、声を奪われた人々がいかにして“音楽”を武器に変えたのかをたどり、現代ジャズへと受け継がれる“沈黙・祈り・思想”の系譜を紐解きます。
音を聴くとは、自分と世界の内側に耳をすますこと──その本質に、ジャズが導いてくれる。
【JAZZとウェルネス】
- 音が“空気”と“記憶”をつくるしくみ
このレッスンでは、スピリチュアル・ジャズやマントラを手がかりに、「音が人と空間を整える力」に迫ります。呼吸と共鳴し、感情を揺らし、無意識のうちに“また行きたくなる場所”をつくる音のメカニズム。ユラスタのBGMコンサル事例も交えながら、“耳でデザインする空間”の可能性を、身体と心で感じてみましょう。音楽は、聴くものから「空気の設計者」へと変わっていきます。
【JAZZとスポット】
- 場所で感じる音と記憶と歴史の旅
このレッスンでは、ジャズが「鳴ってきた場所」に注目します。ニューオーリンズの祈りの広場、東京の地下喫茶、NYの伝説的クラブ、スイスの湖畔、そして神戸のジャズ喫茶——。録音では伝わらない“空気の記憶”をめぐり、Spotifyでは出会えない、でも今も“行ける”場所たちへご案内。音楽は、空間とともに生き続けています。
時代を越えるJAZZアーティストたちはもちろん、JAZZに影響を受けた文化人・知識人も登場。
JAZZカルチャーを網羅する新たな音楽教材の登場です。
RESPECT FOR:
Ahmad Jamal(アーマッド・ジャマル)Alice Coltrane(アリス・コルトレーン)Bill Evans(ビル・エヴァンス)Billie Holiday(ビリー・ホリデイ)Bob James(ボブ・ジェームス)Brad Mehldau(ブラッド・メルドー)Buddy Guy(バディ・ガイ)Cal Tjader(カル・ジェイダー)Carlos Niño(カルロス・ニーニョChick Corea(チック・コリア)Cleo Sol(クレオ・ソル)Delfeayo Marsalis(デルフェヨ・マルサリス)Don Cherry(ドン・チェリー)Doug Carn(ダグ・カーン)Esperanza Spalding(エスペランサ・スポルディング)Ezra Collective(エズラ・コレクティブ)Gary Bartz(ゲイリー・バーツ)Herbie Hancock(ハービー・ハンコック)Hiromi Uehara(上原ひろみJoe Armon-Jones(ジョー・アーモン・ジョーンズ)John Coltrane(ジョン・コルトレーン)Jon Batiste(ジョン・バティステ)Junko Onishi(大西順子)Kahil El’Zabar(カヒル・エルザバー)Kamasi Washington(カマシ・ワシントン)Keith Jarrett(キース・ジャレット)Kenny Garrett(ケニー・ギャレット)Lee Morgan(リー・モーガン)Leon Thomas(レオン・トーマス)Ma Rainey(マ・レイニー)Mahalia Jackson(マヘリア・ジャクソン)Makaya McCraven(マカヤ・マクレイヴン)Manami Kakudo(角銅真実)Mary Lou Williams(メアリー・ルー・ウィリアムス)Masabumi Kikuchi(菊地雅章)Matthew Halsall(マシュー・ハルソール)Miles Davis(マイルス・デイヴィス)Mulatu Astatke(ムラトゥ・アスタトゥケ)Naoya Matsuoka(松岡直也)Nala Sinephro(ナラ・シネフロ)Nduduzo Makhathini(ヌドゥドゥゾ・マカティニ)Nina Simone(ニーナ・シモン)Pharoah Sanders(ファラオ・サンダース)Quincy Jones(クインシー・ジョーンズ)Robert Glasper(ロバート・グラスパー)Roy Ayers(ロイ・エアーズ)Roy Hargrove(ロイ・ハーグローヴ)Ryuichi Sakamoto(坂本龍一)Sadao Watanabe(渡辺貞夫)Shabaka Hutchings(シャバカ・ハッチングスSonny Rollins(ソニー・ロリンズ)Sun Ra(サン・ラー)Teruo Nakamura(中村照夫)Terumasa Hino(日野皓正)Weldon Irvine(ウェルドン・アーヴィン)Wynton Marsalis(ウィントン・マルサリス)Yusef Lateef(ユセフ・ラティーフ)Yuji Ohno(大野雄二)Les McCann(レス・マッキャン)WONK(ウォンク)
MEG(吉祥寺)/DUG(新宿)/JBS(渋谷)/YAMATOYA(京都・出町柳)/jam jam(神戸)/LONG WALK COFFEE(大阪・堺筋本町) /Village Vanguard(ニューヨーク)
African Jazz Village(アディスアベバ)/Blue Note Tokyo(東京・表参道)/Montreux Casino(スイス・モントルー)and more…
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