商品説明
音楽で感性を耕す、カルチャーとしてのFUNK入門
ただの音楽史じゃない。ジャンル解説でもない。
これは、“音”と“身体”と“誇り”を通して世界を横断するファンクの旅。
FUNKとは、整いすぎないこと、ズレを恐れないこと。
黒人たちのリアルな生活から生まれたそのグルーヴは、都市を揺らし、人々の誇りを映し出す表現となった。
音楽だけでなく、服、ダンス、思想、そして街の空気を巻き込みながら、ファンクは「生き方」そのものとして広がっていった。
アメリカで芽吹いた“叫びとしてのリズム”は、UKで洗練され、ドイツで再構築され、アジアやアフリカで翻訳され、ロックやヒップホップへと継承されていく。
その全身的なノリと精神を、時代と空間を越えて読み解いていくカルチャー横断型レッスンです。
🎶 特長
・先生と生徒の会話形式で、読みやすくテンポよく学べる
・クイズ付きで知識だけでなく“思考”としての学びが残る
・年表や音楽理論では触れられない、“なぜその音が鳴ったのか”を深堀り
・実在スポットやレコード、DJカルチャーまで網羅する現場感のある体験
🎻 このレッスンで得られること
・「音楽を聴く」ではなく「音楽で考える」感性が育つ
・ファンクの深さ・広さを、カルチャーと人生の両方の視点から再発見できる
・自分の“耳”と“日常”に新しい軸が宿る
🎹目次
【感覚から生まれていたFUNK要素】
FUNKは、ズレててイイ。——ジャズマンが愛した“汚れた音”
“ファンキー”ってどういうこと?——音じゃなくて、空気で伝わるノリ
街が鳴らしたノリ、体が覚えたリズム——FUNKの前夜
ファンクの誕生と芽吹くグルーヴ
ノリがバンドを動かした —— JBから広がる黄金のグルーヴ
【カルチャーとなるFUNK】
FUNKはカルチャーだ —— 音楽を越えた黒人たちの表現
グルーヴが響き、映画が叫び出した
着るFUNK、語るスタイル
ダンスがカルチャーとなりプライドを纏う
【拡張し続けるFUNKグルーヴ】
UKの街角で芽吹いたBrit Funk
ドイツの街で鳴りはじめたFUNK
世界に広がった“自分たちのFUNK”
ロックが踊り出した日
【メディア】
参考音源・スポット紹介
🎺概要説明
【JAZZとFUNK】
- “ズレてるのにかっこいい”。ジャズマンが愛したグルーヴの本質。
ピカピカじゃない音、汗と匂いが染み込んだリズム。それが“ファンキー”の本当の意味だった。
このレッスンでは、ジャズから派生したFUNKの起源と精神性を、音楽だけでなく空気感やノリ、ファッション、日常の感覚まで横断しながら読み解きます。
黒人たちのリアルな生活と誇りから生まれた“FUNK”という名のズレと抵抗。そのグルーヴの根っこを、言葉と体で感じていく音の旅へ。
【ファンクの誕生と芽吹くグルーヴ】
- “踊る音楽”の原点には、叫びと誇りがあった。
60年代、メロディよりも「ノリ」が主役になった瞬間から、ファンクというグルーヴが芽吹き始める。James Brownの一撃から始まり、Ohio Players、E.W.&F.、Bar-Kaysらがそれぞれの“ファンク”を形にしていく中で、音楽は体を揺らし、誇りを叫び、カルチャーへと進化していった。その時代の“あの感じ”を、バンドの声とともに聴きとるレッスン。
【着るFUNK、語るスタイル】
- 音で叫び、服で語り、踊りで生きた。ファンクは全身で表現するカルチャーだった。
煌びやかなスーツも、ベルボトムも、厚底ブーツも——すべては“自分を隠さない”という誇りの表現。ファンクは音楽だけでなく、ファッションやダンスを通じて“どう生きるか”を示したスタイルだった。ロッキンやソウルダンスに受け継がれたグルーヴ、そして現代にも響くその美学。FUNKは今も、身体とともに語られている。
【UKとヨーロッパに広がるFUNKの種】
- 黒人たちのグルーヴが、国境を越えて街を動かした。
James Brownから届いた熱いリズムは、ロンドンではジャズやレゲエと交わってBrit Funkへ、ベルリンやミュンヘンでは米軍文化と混ざりクラブカルチャーの源流に。UKの洗練とドイツの構築美、そして90年代のPoets of Rhythmが起こしたリバイバルまで。ファンクは「音」ではなく「生き方」として、ヨーロッパ中の身体に根づいていった。
【世界に広がった“自分たちのFUNK”】
- アフリカ、アジア、ヨーロッパ、そしてロックへ——ファンクは国境もジャンルも超えて生き続けた
FUNKのビートは、アフロビートやレゲエ、Kファンク、タイ・ファンク、日本の和製グルーヴへと姿を変え、各地で“その土地ならではの音”として開花した。さらにロックとの越境も進み、レッチリやExtremeのようなバンドが“踊れるロック”を提示。音楽というより、“ノリと誇り”を伝える生き方として、ファンクはいまも世界を揺らしている。
時代を越えるFUNKアーティストたちはもちろん、FUNKに影響を受けた文化人・知識人も登場。
FUNKカルチャーを網羅する新たな音楽教材の登場です。
RESPECT FOR:
Bruno Mars(ブルーノ・マーズ)・Curtis Mayfield(カーティス・メイフィールド)・DJ Shadow(DJシャドウ)・Don Campbell(ドン・キャンベル)・Don Cherry(ドン・チェリー)・Extreme(エクストリーム)・Fela Kuti(フェラ・クティ)・George Clinton(ジョージ・クリントン)・Hiromi Uehara(上原ひろみ)・Isaac Hayes(アイザック・ヘイズ)・James Brown(ジェームズ・ブラウン)・Kahil El’Zabar(カヒル・エルザバー)・Lizzo(リゾ)・Marc Jacobs(マーク・ジェイコブス)・OutKast(アウトキャスト)・Public Enemy(パブリック・エナミー)・Red Hot Chili Peppers(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)・Roy Ayers(ロイ・エアーズ)・Sly Stone(スライ・ストーン)・Spike Lee(スパイク・リー)・Steven Tyler(スティーヴン・タイラー)・Tatsuro Yamashita(山下達郎)・Tony Allen(トニー・アレン)・Tetsuo Sakurai(桜井哲夫)
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